九鑑連総会@佐賀

平成30年5月25日(金)佐賀県佐賀市の「ホテルグランデはがくれ」にて一般社団法人九州・沖縄不動産鑑定士協会連合会の第七回通常総会が開催されました。

一般社団法人九州・沖縄不動産鑑定士協会連合会では、毎年各県の持ち回りで総会を開催しており、その後の懇親会や、翌日のゴルフや観光なども参加者の大きな楽しみになっています。

佐賀市には、プライベートで一度、不動産鑑定のお仕事で二度、中小企業支援者研修の講師として一度、行ったことがあります。今回は五度目、久々の訪問となりました。

佐賀駅に到着すると、すでに13時過ぎ。佐賀に来た時は、白山文雅(もともと洋食屋さんだったが、カレーの評判があまりに高いので欧風カレー専門店にしたという有名店)のカレーを食べることが多いのですが、今日は老舗喫茶店ミール珈屋凪(こやなぎ)の名物メニューというヒデシマライスにしてみました。

ヒデシマライスは、ありていに言えば、カレーピラフのオムライスにカレーがけ。かなり大きいですが、これが普通盛りで、大盛りを頼んだ人をチラ見したら、これよりふたまわり大きい巨大さでした。

 

幕末維新のヒーローを多数輩出した佐賀

食事の後、市街を散策していると、ブロンズ像を擬した偉人たちのモニュメントが各所で目に付きます。今年平成30年は、明治維新150年という記念の年ということで、肥前さが幕末維新博覧会が開催中だったのでした。

下写真は、駅前まちかど広場にある幕末維新のヒーローたち10体。鍋島直正、大隈重信、副島種臣、江藤新平、大木喬任までは名前ぐらいは知っていましたが、それ以外は知らない人でした。博覧会は来年1月14日までの開催とのことです。

蛇足ながら、駅前まちかど広場の隣が佐賀県内の地価公示最高価格地点「佐賀5-10」(佐賀市駅前中央1丁目152番1)。平成30年1月1日現在の価格は、222,000円/平方メートル(対前年変動率+7.2%)でした。

街角に立つ偉人たちのモニュメントの写真

駅前まちかど広場に立つモニュメント

 

総会の会場であるグランデはがくれに向かう直前、バッグに入れて持ってきたネクタイがひどく汚れていることに気付いて、佐賀玉屋で急遽ネクタイを購入しました。

値段を見ないで「これください」と言ったら、思ったより高くてちょっと驚きました。いつもはもっと安いネクタイしかしていないのですが、この際しょうがないと割り切りました。

 

これぞ佐賀の酒「前(さき)」

総会のあとは、懇親会で佐賀名物のお料理やお酒を楽しみつつ、日ごろ会えない他県の不動産鑑定士の方々とよい情報交換ができました。

ある方から「ハイレベルな鑑定書を書かれる先生だとよく噂をうかがっています」と言われ、リップサービスだとしても励みにしなけりゃいけないなと思いました。

佐賀は米どころなだけに優れた日本酒の産地で、懇親会でも「鍋島」「東一」といった銘酒が数多く提供されました。

聞くところによると、佐賀県民感覚では、端麗で上品な味わいの「鍋島」「東一」はいわば都市生活者向けのお酒で、華やかでしっかり甘い「前(さき)」などのほうがこれぞ佐賀の酒という感じなのだそうです。

話に夢中になって、あまりお料理には手がつけられませんでしたし、写真も撮るのを忘れていました。

写真出所 佐野屋楽天市場店

 

 

 

 

 

 

 

 

空襲被害のなかった佐賀市街

翌朝はあいにくの雨でしたが、地元ボランティアの方々のご案内で、長崎街道周辺の恵比寿めぐりができました。

小倉と長崎を結ぶ長崎街道がくねくねと曲がっているのは、佐賀城を北へ迂回するように街道を配置したせいである由。

佐賀城は、佐賀藩鍋島家三十五万石の居城にふさわしい大城郭なのですが、佐賀城と長崎街道の間には、多数の松や楠が植えられ、街道筋から城が見渡せないよう、周到に工夫されていたのだそうです。

軍事的な配慮としては頷けることですが、案内者によるとそれだけではなく、幕府に対する遠慮や警戒という側面も大きかったようです。

鍋島家はもともと豊後の大友宗麟と覇を競った龍造寺隆信の家臣で、主家を乗っ取るような格好で領主となった(龍造寺氏は逆に鍋島氏の家臣となった)という藩の成立経緯や、それに起因する鍋島化け猫騒動などもあったからなのだそうです。

それにしても佐賀市街は、空襲を免れたこともあって、古いものが比較的よく残っていてうらやましい。

太平洋戦争当時、佐賀に来襲したBー29の編隊は、レーダー不調のため目視照準に切り替えたところ、有明海の干満差が6メートルもあって地形が違って見えたため、佐賀市中心部の位置を見誤り、結果として爆撃が成果をあげなかったのだといいます。

写真は、近年修復され新装なった佐賀城鯱の門(国の重要文化財)。城門に残る弾痕は、江藤新平らが蜂起した佐賀戦争(佐賀の乱)のときに生じたと伝わります。

佐賀城本丸の鯱の門と付櫓(国の重要文化財)

 

城門に残る弾痕は佐賀の乱の名残り

 

名陶の器で味わうお料理

佐賀県庁最上階の展望ホールから、まっ平らな佐賀市街を360度見渡してみると、二十年前に住んでいた大宮(現さいたま市)のことを思い出しました。マンションのバルコニーや外廊下から、浦和・上尾・所沢の花火大会が同時に見えたほど平坦なところでした。

遠方に濃い黄色の一帯が見えます。まさに麦秋を迎えつつある時期で、刈り取り後は田植えに移る二毛作をとっているところが多いのだそうです。さすがは名だたる農業県。

さて心待ちにしていた昼食は、人間国宝など名陶の器で料理をいただくレストラン「USEUM SAGA(ユージアムサガ)」の和魂洋才五膳でした。

通常は、料理名を告げながら供されるものでしょうが、ここでは料理とともに「今泉今右衛門先生の作品です」などと、器の作者名が説明されます。

この日は、中島宏、中里太郎右衛門、酒井田柿右衛門、今泉今右衛門といった有名作家の器でお料理が供されました。

今泉今右衛門独特の青

 

おわりに

私は日頃、食事中や見学中に写真を撮るのを控え気味にしています。

自分がせっかく五感で触れる機会を得たものを、すべてファインダー越しに見ているような味気なさを感じてしまうからです。

でも結局、今回みたいにブログに書いてしまうのなら、もっと写真を撮っておけば良かったなぁ〜!

なお、来年の総会開催県は長崎。会場はハウステンボス至近のホテルを予定しているとのことです。

付記 長女が、お土産に買った鶴屋の「肥前ケシアド」というお菓子を絶賛していました。

 

肥前ケシアドを手に取る長女

肥前ケシアドを手に取る長女

 

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