地域の災害伝承を知っておこう

防災に関する古くからの言い伝え

総務省消防庁ウェブサイトの全国災害伝承情報ページに、防災に関する古くからの言い伝えがPDF形式で掲載されています。

岩手県の「津波てんでんこ」はあまりにも有名な言い伝えです。

「津波てんでんこ」とは、津波が来たら、ほかの家族のことは気にしないで各自てんでばらばらに逃げろ、という意味です。

一聴するとドライでちょっと哀しい生活の知恵のようでもありますが、津波のときは避難所で落ちあおう、という家族間のコンセンサスと理解すべきでしょう。

 

九州・沖縄地方の言い伝えは?

九州・沖縄地方の記述には、

「柿年は大風(柿がよく実る年は台風の当たり年)」〔長崎県諫早市〕
「デイゴの花がよく咲くときは、台風が多い」〔沖縄本島〕

というような興味深いものも見えます。

宮崎県では、「蜂の巣が高いと台風は来ない」という言い伝えと、「蜂の巣が高いと水が出る」という言い伝えがあるから、どちらにしても水害に見舞われそうな感じがして悩ましいですね。

 

大分県の言い伝えはないの?

残念なことに、九州沖縄地方では、私の住む大分県だけ情報がありません。

友人たちに聞くと、災害についての言い伝えとは言えないけれど、気象に関する生活の知恵はあるようで、

高崎山に雲がかかると雨が降る

雨の時、高崎山の雲が切れると雨がやむ

というのを教えてもらいました。

大分市の大道トンネル以南では、上記の「高崎山」が「霊山(りょうぜん)」に変わるとのことです。

私自身も、大道トンネル以南(稙田地区)で育ったので、そんな言い伝えは聞いた記憶があります。

 

見やすい「言い伝え」マップ

上記消防庁の公開資料は、PDF形式の長い表になっているので、少し見にくいのですが、減災インフォというサイトには、消防庁の情報をもとにした災害に関わる「言い伝え」マップが掲載されています。

これなら、参照したい都道府県をクリックするだけで、情報にアクセスできるので便利です。

 

減災インフォ