おおいたものづくり王国総合展2015

来たる2月25日・26日、別府市のビーコンプラザにて「おおいたものづくり王国総合展2015」が開催されます。

この催しは、公益財団法人大分県産業創造機構・大分県の主催のもと、大分県内のものづくり企業などがブース出展して、保有する技術や製品をアピールするもので、ものづくりに関わる講演会もあわせてプログラムされています(入場無料)。

今年の講演会は、浜野慶一氏(株式会社浜野製作所 代表取締役)による「下町・町工場奮闘記」。「製造業版のディズニーランド」をビジョンに掲げた取り組みで知られる浜野氏が講師と聞き、私も早速参加申し込みしました。

彼の言う「製造業版のディズニーランド」とは、ディズニーランドのキャストくらい従業員が仕事を楽しんでこそ、企業はよりよい活動を通じて社会に貢献できる、というもの。

いわゆるサービスプロフィットチェーンの発想に近いものですが、その概念をこれほど端的かつ象徴的に、誰でも即座に合点がいくように表現した人物をほかに知りません。お話を伺うのが今から楽しみです。

ところで、私のビジネススクール時代のクラスメートでもある坂爪裕 慶応義塾大学大学院教授(専門分野=生産政策)は、かつてこんな意味合いのことを言われています。

『今日のわが国で、これまでないほど“ものづくり”がクローズアップされる理由は、わが国のものづくり産業が閉塞状態にある、と多くの人たちが危機感を持ったからだ』。

一面の真理以上の説得力を持った指摘だと思います。

そんな中、「自らの保有技術を応用することで世の中のこの問題を解決できないか?」「他社の製品と自社製品を組み合わせることで、これまでになかった価値を創り出せないか?」と真剣に取り組んでいる人たちがいます。そのような人たちや、彼らが生み出しつつある技術に触れることは、まさにかけがえない「邂逅」と言えましょう。

かつて食品メーカーの包装資材バイヤーであった私も、東京ビッグサイトで開催される「東京パック」などの展示会に出かけ、新技術や新素材、そしてそのサプライヤーについて勉強したものでした。

そこでの名刺交換。「こんな目的で、こういう素材を探していた」「この条件をクリアできますか?」「ご覧ください、この薄さでこれだけの強度があります」といったやり取りは、双方にとって大きな気付きのあるものでした。

今回の総合展が、出展者・来場者双方にとって、かけがえない「邂逅」になることを望みます。ものづくり企業の支援に携わる私自身も、それを期待して参加したいと思います。