フロントエンドとバックエンドを考えよう

人は、知らない人からモノを買いません。

そこで、まず「お客さまとのやりとりを生む、ハードルの低い商品」を用意して、実際に購買を体験していただくことが有効です。

フロントエンドは、そのための「集客を目的とする入門編商品」を指します。たとえば、化粧品のトライアルセット(芸能人の支持者も多いオラクルも出していますね)をイメージしてみてください。

バックエンドとは、「フロントエンドを買ってくれた人に対して、さらに売り込みをかける商品」です。お店側からいえば、「利益をあげることを目的とする本命商品」を指します。

つまり、フロントエンドは、つまるところバックエンドを購入していただくための仕掛けというわけです。バックエンドを購入してくださるお客さまこそ、店主の思想に共鳴し(あるいは力量やセンスを評価し)お店に価値を見出してくれた「ほんとうの顧客」であり、収益基盤ですから、大切にしていかなくてはなりません。それだけに、フロントエンドがもたらしてくれたお客さまとの接点を生かして、いかにバックエンドに関心を持っていただき、メリットに気付いていただくかがきわめて重要です。

このように、フロントエンドとバックエンドを使い分けることは、ほんとうの顧客にであい、利益を生み出すよい仕組みということができます。しかしながら、現実の世の中には、集客に気をとられ、フロントエンドしか持たないお店や、見込み客との接点確保が重要課題であるにもかかわらず、バックエンドしか持たないお店がたくさんあるのです。

中小企業診断士などの経営コンサルタントの立場でいえば、フロントエンドは中小企業支援機関などからの「専門家派遣」による数回の経営相談、バックエンドは顧問契約といえるかもしれません。また、フロントエンドとして自らの専門分野にかかる書籍を出版し、バックエンドたる講演・セミナー受託や顧問契約に結びつけているケースも少なくありません。

ここで、考えてみましょう。

あなたは大分市内の食堂店主。かりに、ワンコインで食事ができる「ランチパスポート大分別府版」への掲載を検討しているとします。対象メニューをどのように選びますか?

追記:フロントエンドとバックエンドに関しては、以下のサイトが参考になります。

フロントエンド商品とバックエンド商品|具体例と活用法

 ビジネス思考への転換~フロントエンドとバックエンド

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