「経営計画を立てたはいいが、そのままになってる」「どうせ計画通りにはいかないから、計画づくりはやめた」よく聞く話です。でも、情勢変化に合わせて、少しずつカタチを変えながらも、ブレずに計画を実行できるとっておきの方法が、じつはあるんです。
私自身、零細企業の経営者だから、実感としてよくわかることですが、ほとんどの経営者は「どうしたらいいか?」といつも考えてはいても、「どうなりたいか?」を本気で突き詰めて考えたことは、ほとんどないのではないでしょうか。
経営計画を生きたものにし、着実な実行に導く決め手は、じつはこの「どうなりたいか」にあります。
ここまで読んで、ああ、経営理念や経営ビジョンが大切って言いたいんでしょ、と思った方もいらっしゃるかもしれません。
それも大切ですが、私はこの「どうなりたいか」という問いかけに対する答えは、もっと人間臭いもののほうがいいと思っています。ここでは、それを「未来の成功イメージ」と呼ぶことにします。
そもそも経営理念も経営ビジョンも、自分は何者で、どうなりたいかという問いかけの先にしか生まれないと思うのです。